1948-03-22 第2回国会 衆議院 本会議 第28号
わが社会党は、片山内閣総辞職に伴いまして、次期総理大臣の指名決議にあたり、反動革命を阻止し、日本の民主化を促進徹底する意味合よりいたしまして、芦田民主党総裁を指名することに賛成をいたしました。(拍手)ところが、民主党より政策協定についての申出があつたのであります。
わが社会党は、片山内閣総辞職に伴いまして、次期総理大臣の指名決議にあたり、反動革命を阻止し、日本の民主化を促進徹底する意味合よりいたしまして、芦田民主党総裁を指名することに賛成をいたしました。(拍手)ところが、民主党より政策協定についての申出があつたのであります。
昨日芦田民主党総裁に対して、後継総理としての御指名があつたわけでありますけれども、未だ認証その他の手続も経ておりません。また閣僚の顔触れもきまつておらぬわけであります。從つてそういう閣僚が揃い、認証式の済むまでは、片山内閣として政務を見る責任を負うておるものであります。その責任によりまして、最も急ぎますところの〇・八の支拂いについての予算をお願いしたような次第であります。
○山下義信君 私のお尋ねいたしておりまするのは、この芦田民主党総裁を御指名なさる正しい理由というものを拜聽いたしたいというのでございます。
芦田民主党総裁は何んと言つた。芦田民主党総裁は、社会党をして社会主義政策を行わせないように、ちやんと手綱をとつている。彼らにわがままをさせないのだと言つている。彼らと妥協する点において、初めてこの原案はできているのである。これが社会主義的でないことは明らかである。 この原案によつても、修正案はもちろんのこと、資金と資材をやる。この資金と資材を資本家が実に使つているのである。
然るにそれが他の形において問題と相成りましたることは私の甚だ遺憾とするところでありまして、芦田民主党総裁に対しましても、閣議に入りまする前にそのことを申上げて置いたのであります。私においては林氏を思う以外に他意はなかつたのでありまして、そのことが誤まり傳えられておるやに考えまして、残念に存じておる次第であります。